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2007年10月20日

「Mind パフォーマンス Hacks」を読んだ

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Mind パフォーマンス Hacks —脳と心のユーザーマニュアル [単行本(ソフトカバー)]
4873113377

- ☆☆☆

- 手に取った理由
前作「Mind Hacks—実験で知る脳と心のシステム(Amazon)」がなかなか興味深い内容だったから。
それと、オライリー本だから。

- 感想
期待外れなような読後感。

今後検討できそうな話題が以下3点
・うまいスピーチ
・学習スタイル
・ケニング

「うまいスピーチ」
は、聞き手のバッファを考えて、オーバーフローがおきないように気をつけろとのこと。
最近、自分の話し方を客観的に見ると、なかなかヒドイなぁと思ってたところなので、ちょっと意識してみます。

「学習スタイル」
これはかなり◎な話題。
人にはそれぞれ異なったタイプが存在し、例えば、受験勉強を思い出しても、自習室派と喫茶店派がいたり、暗記をするには声に出して読む人やひたすらノートに書きまくる人がいたり。
これらのタイプをざっと分類して、各タイプの勉強方法の解説までありました。

VARKによる分類と、+αで挙げられていて、
・見る
・聴く
・読む、書く
・運動
・活動家
・熟考家
・理論家
・現実主義者
だそうです。
自分は、勉強する対象によって全部切り替えてるかなぁと思いつつも、人によっては偏りがある人がいそうだなぁと感じましたね。
この部分の検討・研究が進むと、かなり使えそうです。

「ケニング」
物事を比喩的に考えるとのこと。
掲載されていた例も、一理あるんですが、アイデアの生成という面で見ると違った捕らえ方ができたので、書き出してみます。

例えば、「Aをα、Bがβ、Dにはδ」という対応表があったとします。
このとき、Cに対応するギリシャ文字には何があるのかってすぐに気になりますよね・
つまり、任意の2分野を選んで、他方の分野で比喩を行った場合、何かしらの不足が発生した場合、そこの穴埋めを行うことができれば、新しい発見につながるんじゃないかと。
数学で新しい定理を検討するときにも、こんな感じで検討されているし。
なので、このケニングというアプローチはかなり使える手法なのではないかと感じてます。

ちなみに、Cに対応するギリシャ文字はγ(ガンマ)と思いがちですが、γだとかなりG寄りらしいですね。
一応、Cの起源はγにあるそうですが。
(C:http://ja.wikipedia.org/wiki/C)
(γ:http://ja.wikipedia.org/wiki/Γ)

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