過去5年くらいの間にサマージャンボやオータムジャンボ、年末ジャンボと宝くじを買ったことがある。
記憶の限りでは、それぞれ一回ずつと思う。
初めて買ったのは学生の時。
運よく高額当選するといいなぁ、なんて思って買ったのを今でも覚えている。
しかし、そんな思いもはかなく、当選金額は300円だった。
それからしばらくして、結婚してオータムジャンボを買った。
この時、3等ぐらいと上一桁違いだったので妻とキャーキャー言ってたのを鮮明に覚えてる。
そんな自分の宝くじの経験を振り返って思ったことがあるのでまとめておく。
宝くじに対する批判は、こんな感じ↓
- 宝くじは「愚か者に課せられた税金」 週刊プレイボーイ連載(9) | 橘玲 公式サイト
http://www.tachibana-akira.com/2011/07/2821
ある賭けに100円を投じたとき、平均してそのうちいくら払い戻されるかがギャンブルの期待値で、競馬や競輪など公営ギャンブルの期待値は75円(経費率25パーセント)です。この期待値はゲームの種類によって異なり、ラスベガスのルーレットは約95円、パチンコやスロットは約97円とされています。プロのギャンブラーにバカラ賭博が好まれるのは、ゲームが面白いからではなく、期待値が約99円ときわめて高いからです。
ところで日本の宝くじは、平均的な期待値が47円と恐ろしく低いことが特徴です。サマージャンボを3000円分買ったとすると、その瞬間に1590円が日本宝くじ協会によって差し引かれてしまいます。これほど割に合わないギャンブルはほかにはないので、「宝くじは愚か者に課せられた税金」と呼ばれるのです。
もっともな理由で、自分もこう考えてるので、宝くじは買っていない。
それ以上に自分はこの手の運がないので当たる気がしないという面が強い。
でも、過去の経験から、また買ってもいいかなと思う面もある。
それは、買ってから発表までの間に、妻とウキウキしながら将来の夢を話せるから。
一先ず仕事辞めていいよ、とか、郊外に隠居しようか、とか、とか。
そんな話をしていると、知らなかった妻の一面なんかも見えてくる。
そんな時間が3000円で味わえるなら、悪いことばかりじゃないなと。
宝くじは妻と夢や価値観を確認するための時を買うもの。
そんな割り切り方もありかなと。