ドキュメントハックス-書かない技術 ~ムダな文書を作り方からカイゼンする~ (マイコミ新書) [新書]
- ☆☆☆☆☆
- 手に取った理由
最近やたらとドキュメントを残すようになってきたから。
現状のドキュメント管理が満足のいく状態じゃないから。
- 感想
『書かない技術』はどこ??
と読み終わってからタイトルを見て思ってしまいました。
そもそも、この本の趣旨は、ドキュメントを作るときの体質を根本から改善しましょうといった感じ。
まぁ『書かない技術』と書いてある方がインパクト強いからしょうがないか。
で、内容はというと、文句ナシでよかったです。
1つのドキュメントに対して、『企画・設計・執筆・チェック・メンテ』と、フェーズを区切って、徹底してムダを省く。
このフェーズの妥当性については、PMBOKでも、プロセス群として『立上げ・計画・実行・監視・終結』が挙げられているので、ズレは無さそうですね。
つまり、ソフトウェアの開発時に準備するドキュメントを例にとれば、
企画書に対して、『企画・設計・執筆・チェック・メンテ』
要件定義書に対して、『企画・設計・執筆・チェック・メンテ』
設計書に対して、『企画・設計・執筆・チェック・メンテ』
テスト設計書に対して、『企画・設計・執筆・チェック・メンテ』
運用設計書に対して、『企画・設計・執筆・チェック・メンテ』
となるわけです。
こう考えてみると、ドキュメントを作成するときの企画が疎かになっていたのが問題なのかもしれません。
かといって、企画に時間を割いてる時間が無いのが実情。。。
なんとか理想に近づけたい。。
せめて、ドキュメントの目的と読み手の定義ぐらいは日々の作業で行うようにしていきます。
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