「超」整理法—情報検索と発想の新システム (中公新書) [新書]
- ☆☆☆
- 手に取った理由
不朽の名作のようなので。
- 感想
スゴイ。
現代のハックスの根本にあるような本ですね。
かなり理詰めなとこはあります。
カタイです。
でも、これらの基本を押さえていけば、ステップアップはできそうです。
以下、色んな気になったこと。
「解が存在するか」
これは難しい問題。
何かしらの問題が発生したときに、それに答えが無いことを証明するのはスゴク難しい。
特に、今回の整理法に関して言えば、モノを探すときに、そこにそのモノがあるのかないのかわからないと、すごく探しづらい。
そこにそのモノがないのがわかってれば、そこを探す必要はないしね。
「ポケット1つ原則」
これが実行できていれば、片付けはスゴク楽。
入れ方が問題になるかもしれないけど、これは根本的な意識として超重要。
「神様ファイル」
この考え方が今までなかなか認められなかった。
整理法の話を色々聞いても、ワーキングファイルの話しかなく、ログのような、万が一のためのようなモノの話は無かった。
でも、その必要性は自覚していたので、スンナリと理解。
これの扱い方・しまい方が重要になりそう。
「金庫にパスポートをしまうことの不合理性」
この考えは大事かと思います。
木を隠すなら森の中的な。
森の中にも、自分にしかわからないルールがあれば、他人からは、ドコに重要なものがあるのかわからない。
本文中で言いたいことはちょっと違うような気もするけど、そんな感じ。
「後入れ先出し」
簡単に言えばスタックですね。
何かしらの整理をするときには、昔のものから手を着けてしまうと、余計に時間がかかってしまう。
そこらへんを腹くくって、新しいものから片付ける。
このカタチは参考にしたい。
例えば、たまった日記は昨日の日記から書き始めれるとかね。
「階層化ディレクトリ」
この考え方が破綻することをこの時点で示唆できていたのにビックリ。
最近言われてるのは、タグ付けですしね。
一つの情報を一つのカテゴリにしか入れられないなんてナンセンス。
「マジックナンバー」
一瞬で把握できるのは7つが限界。
不慣れなモノについては3つが限界。
だそうです。
プレゼンとかで、3本柱で話を組み立てた方がいいのはこのあたりのようですね。
「モノは徹底分類」
この"モノ"というのは、移り変わりの少ない物理的なモノのこと。
たとえば、文具とかキッチン用品とか。
これらのモノはちゃんと場所を決めてポケットは1つにしましょうね。
「始めればできる」
元気があればなんでもできる。
ちょっと違いますね。
物理学の中に慣性の法則があるように、人の気持ちにも慣性の法則は成り立つようです。
片付けができなかったりするのは、始めるのが難しいから。
一旦片付けを始めてしまえば、意外と楽なもの。
ウダウダ悩んでるぐらいなら、やってしまった方が良いみたいです。
はい。
「知識習得型から情報処理型へ」
これは大事。
InputだけじゃなくOutputが大事ですね。
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