会社の電気はいちいち消すな (光文社新書) (新書)
- ☆☆☆☆
- 手に取った理由
コスト削減が厳しく言われるので。
- 感想
新しい視点を得ることができました。
「減らない人の作業を減らしてはいけない」
この一言に感動。
そもそも固定費としてかかってしまうことが確定しているコストを減らすための工夫をいくらしてもしょうがないということ。
これは目から鱗。
ITによってホワイトカラーの仕事はどんどん効率化してる(こと自体が幻想な気もするけど)のに、なんでオフィスの人員が減っていないのか。
この視野を持つと、コスト削減の方法の善し悪しが少しだけ判断しやすくなる。
能力が高い人を雇ったけど、ちょっと昔に流行ったカツ◯ー的な人で、目の前のタスクには率先して取り組むけど、終わったら即帰宅してしまう。同時期に雇ったちょっとノロマな人は、仕事は遅いけど、時間の許す限り問題に取り組み、種々の改善、その対策を提案してくれる。
さぁどっちが良いのだろうか。
給料を最大限使い倒すには。。
そんな視野でいると、「蟹工船」が最適な経営となってしまうよね、とも書かれている点にはとても興味がそそられる。
思ってたよりも、興味深い話が多く、気に入った。
P.S. 「会社の電気はいちいち消すな」というタイトルに一言。そもそも自分はいちいち点けませんけど何か?
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