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- 手に取った理由
Amazonで「ピーターの法則 」を買ってからか、おすすめの本に出るようになったので。
- 感想
「すべての責任は自分にあると思う」と思いながら日々すごしたい。
内容紹介
権威が命令すれば人は殺人さえ行うのか?
人間の隠された本性を科学的に実証し、世界を震撼させた通称〈アイヒマン実験〉──その衝撃の実験報告。
本著は、「アイヒマン実験」の考察をまとめた本。 - ミルグラム実験 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミルグラム実験
で、この実験を実施したミルグラムという人は、「六次の隔たり」という6人を介せば世界中の人と繋がってるという仮説を提唱した人でもある。
実験の内容に関しては、wikipediaでも見れば載ってるので割愛。
この実験、色々と倫理的な意見があるかもしれないけど、会社で自分がどう振る舞うか判断するための一つの基準を与えてくれた。
そもそも、権威を持った人からのありえない指示に服従する人のありがちな思考として、「自分の義務を果たしていただけ」という責任感の無い姿勢が問題でないかと思う。
この実験の中で、権威に屈っさなかった人の一言で「すべての責任は自分の中にあると思う」というのが印象が強く残った。
権威のある人が、「責任は私がとりますから続けてください」という場面があるが、確かにおかしい。ドラマなどでもよく聞く台詞だけど、なんで他人が責任を追ってくれるとなると行動をおこすのだろうか。
ただ、看護婦の人の行動は興味深かった。
仕事柄、権威のある人の判断には迅速に対応する必要があるため、こういう場面での行動にも規律をもって取り組んでいた。
ここまで割り切るのも少々コワいと感じるが。
最後に、自分の苦い思い出と重なる「攻撃的な仲間の参加者」がいたときにどう振る舞うかという実験では、過去の自分の行動に対する後悔が強くなった。
自分よりも20近く年が上の人の攻撃性を正すことができなかったのが悔しい。
ピーターの法則
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