ピーターの法則 [単行本]
- ☆☆☆☆☆
- 手に取った理由
「法則の一覧 - Wikipedia」を眺めていて(特にパレートの法則やパーキンソンの法則あたり)、ふと"ピーターの法則"が目に留まったので。
- 感想
感動した。
社会学の法則の一つに過ぎないのはわかっているけれど、すべてに納得してしまった。
基本則は以下。
・階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。
・やがて、あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められる。
・仕事は、まだ無能レベルに達していない者によって行われる。
主なエピソードとしては、
・学生としては有能だったけれども、教師としては無能
・現場監督者有能だったけれども、主任としては無能
といったところで、この二行を見るだけでも言いたいことが痛いほどよくわかる。
これらの対処方法はいくつも取り上げられ、どれも興味深かった。
立場や職種にもよるけど、創造的無能な世渡りを続けていけたら素敵な人生を過ごせそう。
でも、問題は昇進で得られる収入とどう向き合うか。
こればっかりはこの本でも教えてくれてなかったので自分で答えを見つけるしかないようだ。
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