ほとんど食べずに生きる人—「引き算」の生き方革命 (単行本)
- ☆☆☆☆☆
- 手に取った理由
先日食あたりしたのをきっかけに、食に対する興味がでてきたので。
- 感想
なんだか食に対する考え方が今まで以上に変化しました。
短眠を目指し始めたころに読んだ本で、少食/よく噛むといったメソッドが頻出していたので取り入れてはいましたが、この本ではカロリーを極端に抑えることで、結果としてほとんど寝ないでも済むようになったとのこと。
さらには、歯の調子までよくなったり。
すごい。
この著者の凄いところは、シッカリとやり遂げていることはもとより、全ての記録を細かくとっているところ。これだけ定量的に記録が残っていれば否のうちどころがない。だってこれは事実なのだから。
最初の方にでてきたのは、前に読んだ「食品の裏側」でも書かれていましたが、白砂糖はよくないね、ということ。
仕事がら血糖値が下がって頭がボーッとしてくるときには、チョコやらなんやらで補給してますが、ここでは、単糖ではなく二糖(果物など)か多糖(メープルシロップなど)がいいとのこと。腹持ちも違うらしい。
また、現代の食生活について、あまりよくない食生活をおくることで、消化するために摂取したエネルギーを使うというなんともおかしな状況にあるのではないかという見解を書いているのにはぐっときました。
この話は現代社会にもそのまま当てはまる話ではあるけれど、しなくていいことは極力排除して、効率よくうごくべきですね。
それと興味深い話が2つ。
・食べた量から排泄物の量を差し引きしても体重の変化と等しくならない。
・体内ではカリウム(原子番号19)が放射能を出すのをエネルギーにしつつ変異したカルシウム(原子番号20)を摂取してる。
この部分に関しては、なかなか科学が及んでいない箇所のようで、今後の研究に期待。
最後に自分の見解。
現代社会では、どうGDPを増やそうかとやっきになってるわけですが、てっとり早い話、国民がたらふくご飯を食べて娯楽やレジャーに浪費すればこの目標は簡単に達成できるわけです。でも、そのせいで色々と体を壊してる人がいるのは事実。だからといってこのスパイラルを止めると、不況。こまったもんです。
まだ考えがまとまらないですが、一先ず自分のできるところから少しずつ変えていこうかなと。
まぁそんなわけで本を読んでちょっとテンションがあがってきたのにノって、手軽なところから取り入れてみようかなと。
ひとまずこの本を妻にも読んでもらい、レシピを参考にしながらマクロビオティック(玄米菜食)からスタートしてみます。
0 件のコメント:
コメントを投稿