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2009年12月30日

「ゲーム理論トレーニング」を読んだ

ゲーム理論トレーニング (単行本(ソフトカバー))
4761260785

- ☆☆☆☆

- 手に取った理由
プロジェクトを推進するにあたって、色々と交渉ごとが多いので。
政治に興味が出てきたので。

- 感想
やっぱりゲーム理論は面白い。
でも、あくまで理論なので、実践に使うにはまだまだ遠い。

気になったトピックは以下
・「問題を分解する」
・ゲームのスタイル(協力/非協力/交渉、ゼロサム/非ゼロサムetc)
・ゲーム理論の大前提 - 「合理的」で「賢い」「相手」がいる
・大反撃をするという脅しが成立するのは、「自国の戦力も大きい」という条件が必要
・ミニマックス戦略 - 勝とうとするより、負けないようにする
・「ゲームのルールが変わる時」
・同時ゲームの交互ゲーム化
・投票のパラドックス ー 「最大多数の最大幸福はありえない」
・少数側が連立政権下において「キャスティングボート」を握ること
・人を動かす - 「あなたの望みと同じことを、他人にも望ませる」
・SとMの人がいた場合、SがMを虐めた方が全体の幸福度はあがるけれど、それが良い社会につながるのか。
・「道徳的にふるまったほうが、うまくいく」

面白すぎる。
世の中のニュースも、これらの知識を踏まえると、色々と背景が見える。
なんでアメリカは絶対に報復するのか。
なんでどこの国も核開発をしたがるのか。
なんで国民新党の亀井さんが株価に動きをつけるのか。
なんで社民党/国民新党に発言権があるのか。
交渉って難しい。

バカ正直にいつも振る舞ってしまうので、もっと戦略性をもって物事に取り組みたいものだ。

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