君を幸せにする会社 [単行本(ソフトカバー)]
- ☆☆☆☆
- 手に取った理由
「情報革命で人々を幸せに」というビジョンを掲げた会社やその関連会社は、"人々"のことを幸せにする前に"君"のことを幸せにしている会社なのか気になって。
- 次の一歩
・従業員の立場で、自分が今勤めている会社が"君"を幸せにする方法を考える。
- 感想
ジワジワくる。
登場するクマ太郎の視点は難しく、突如経営者という立場になってしまったという状況もあって従業員としての気概も一部持ち合わせているような雰囲気で、物語が始まる。
「何かがおかしい」
「利益と幸せって矛盾するものなんだろうか」
「みんながんばって働いているのに、みんな幸せから遠ざかってる気がする」
クマ太郎はMBAを取得しているだけあって、全てを合理的に捉え対策を練っていく。
でも自体は一向に改善しない。
「利益はお客様の幸せの対価じゃないのか・・・」
「でもそんなことはビジネススクールでは教わらなかった」
「お客様の幸せの前に、まず僕たちを幸せにしてくださいよ」
社員が、人事評価のためにでなく、本心からお客様の幸せを考えるようになるための方法を考えるクマ太郎。
また、並行してコストカットも進める。
コストカットを進める中で出てくる一言。
「え、じゃあ私は何をすればいいんでしょう?」
「広告がなくなったら来てくれないのか?」
コストカットがいきすぎ、社員をコストして捉えるようになってしまったクマ太郎。
徒労感を味わう自分に気づくクマ太郎。
「僕は本当に成功したいんだろうか。。」
流れをまとめると以上のような感じ。
自分が経営者なら、この本を読んですぐにでも改善に向けた対策に着手できる。
自分が従業員なら、何ができるんだろうか。
なかなか難しい問題だな。。
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