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2011年7月30日

CMSを利用したフォーラム機能の調査をまとめ

調査対象のツールは以下
・Trac
・Drupal
・Xoops
・WordPress
・Movable Type

主にやりたいことは、フォーラム的なやりとり。それ以上は特に決まってないので、市場調査的な感じでそれぞれのツールの具合をまとめる。
ちなみに、これらの選定はCMSツールで有名なものという軸で選定した。

Googleトレンドによると、CMSツールでは、
- Google トレンド: trac,Drupal,Xoops,WordPress,Movable Type
 http://www.google.co.jp/trends?q=trac%2CDrupal%2CXoops%2CWordPress%2CMovable+Type
このような人気で、WordPressがぶっちぎりとのこと。

ただ、やりたいことができるのかどうかは別問題なので、とりあえず環境作って試してみた。

各ツールをインストールするにあたり、さくらインターネットはとても高いパフォーマンスを見せてくれた。
なんと、「クイックインストール」というメニューが用意されていて、MT(Open Source)、WordPress、XOOPS Cubeがほとんど画面をクリックするだけで構築できた。
- SAKURA Internet // サポート - オンラインマニュアル - クイックインストール機能を使う
 http://support.sakura.ad.jp/support/manual/rs/quickinstall_blog.shtml
おかげで、インストールにはほとんど手間がかからなかった。
さくら様様。

■ Trac
- Trac Lightning Wiki - SourceForge.JP
 http://sourceforge.jp/projects/traclight/wiki/FrontPage
インストールはいつもながら特につまずくことなく一発。
今回は、ローカルのWin上で構築。
なんだか、Linuxでも動くようになったとのことで、今後の期待値は高い。

ただ、チケット管理機能をベースにフォーラムとして使うのは敷居が高い。
エンジニアが使う分には、そこまでストレスがなく使えるけど、そうでない場合は、馴染めるかどうかは意見が分かれそう。

画面のカスタマイズもハードルが高く、少し触った感じだと、メニューを削ったり、チケット登録時の初期値の調整とかはできなかった。

また、本来のアプローチとして、Trac内のフォーラム機能も調査してみた。
ファーラムの作成やトピックの作成が簡単にできる。
悪くないけど、日本語化がイマイチなのと、クローズ処理が無い点が惜しいと感じた。

■ Drupal
唯一インストールにてこずったツール。
と言ってもファイルの実行権限の設定がうまくできてなかったレベル。
インストール時参考にしたのは以下のサイト。
- さくらインターネットにDrupal5.6をインストールする(前半) | 街のWeb屋さん
 http://zx.jpn.org/b/20080127/43/drupal/druupal-install-first-half
- さくらインターネットにDrupal5.6をインストールする(後半) | 街のWeb屋さん
 http://zx.jpn.org/b/20080202/68/drupal/druupal-install-second-half

インストールが終わったら、「Forumモジュール」を有効にするだけ。
- Forumモジュールの使い方(Drupal 6) | Drupalサイト制作・構築の Web Go! Go!
 http://www.webgogo.jp/node/566

「コンテナ」と「フォーラム」と「フォーラムトピック」の理解がハードルかなぁといった程度。
画面に対する大きな不満は特になく、カスタマイズもちょくちょくできるようなので、要望があり次第対応するといった手順でよさそう。

ただ、検索機能を円滑に動かす為に、cronを組む必要がある様子。
- 検索 【 Search 】 | ≡ Drupal Japan ≡
 http://drupal.jp/node/326
要注意。

■ Xoops
インストールは、さくらインターネットのクイックインストールで一発。

戸惑ったのは、アドオンのインストールが古いツールだなぁという印象を持つぐらい面倒。

- X難 - XOOPS Cubeってむずかしい !? - モジュールをインストールしてみよう!
 http://eve.neverever.xrea.jp/modules/pico/index.php?content_id=12

アドオンのパッケージを公開してる各個人のサイトに飛んで、ダウンロードして解凍して諸設定してアップロードしたら、管理ツールにアクセスしてインストール。
しかもツールによっては、Web公開していないディレクトリにファイルを別途置いてファイルパスを指定してあげる必要まである。

- X難 - XOOPS Cubeってむずかしい !? - XOOPS_TRUST_PATH って何?
 http://eve.neverever.xrea.jp/modules/pico/index.php?content_id=1

これは管理コストがひどい。
一応、二つほどフォーラム系のアドオンを入れてみたけど、見栄えもいまいちだしカスタマイズの方法はネット上にもほとんどヒットしないので、検討対象外。

■ WordPress
インストールは、さくらインターネットのクイックインストールで一発。 試してみたのは「bbPress」というアドオン。
- WordPress.orgのフォーラムで使用してるCMS、bbPressのインストール法 - かちびと.net
 http://kachibito.net/software/cms-bbpress.html

特に申し分なし。
素のままでも使えそうだし、テーマも豊富に配布されている様子。
カスタマイズもWPがベースなのでハードルは低い印象。

■ Movable Type
インストールは、さくらインターネットのクイックインストールで一発。
ただ、クイックインストールだと、MT(Open Source)なので、使いたい「コミュニティ・ソリューション」機能は使えなかった。。
- Movable Type 5 と MTOS にはどのような違いがありますか | Movable Type 4 FAQ
 http://www.movabletype.jp/faq/movable-type-5-mtos.html

なので、MT5をインストールし直した。
注意が必要なのは、さくらの「クイックインストール」から入れたツールを、このメニューからアンインストールしてもDBは削除されない。
なのでDBにアクセスして、頭に「mt_」とついたテーブルをすべて削除してから入れ直す必要がある。

インストールができたら、あとはいかの手順に従ってフォーラムを用意。
- コミュニティ掲示板 (フォーラム) の作成 | コミュニティ・ソリューション | movabletype.jp
 http://www.movabletype.jp/documentation/community/community-forum.html

カテゴリの管理にちょっとコツが必要なぐらいで、画面は特に問題なし。 カスタマイズもMTの知識があればハードルは低そう。
また、データのエクスポートもあるので、今後移行とかの可能性があるなら、重宝する。

また、使い方次第では大きく強化されそうだと感じたのはこれ。
- カスタムフィールドの作成と表示 | Movable Type 5 ドキュメント
 http://www.movabletype.jp/documentation/mt5/custom-fields/
いいね!これ。

結果、Drupal・WordPress・Movable Typeは結構使えそうだということがわかった。
あとは、種々の趣味と事情で使い分ければよさそう。

超長文だけど、これで調査おしまい。

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