- ☆☆☆
- 手に取った理由
有名な本なので。
- 感想
自分はグライダーな人間だったなぁ、と思う。
今もまだグライダーだけど。
本書の第一章「グライダー」にあるように、
学校はグライダー人間の訓練所である。学校の勉強ができる真面目な人間では、その後の伸びしろが判断しづらい。
学校の最優等生が、かならずしも社会で成功するとは限らないのも、グライダー能力にすぐれていても、本当の飛翔ができるのではない証拠になる。グサグサ。
昔の塾や道場はどうしたか。そりゃ年を追うごとに草食系になっていくのも納得。
入門しても、すぐ教えるようなことはしない。むしろ、教えるのを拒む。
面白かったのは、「朝飯前」という言葉の捉え方。
新しい。
あと、昔から思っていた感覚を説明してくれていた。
「ひとりでは多すぎる。ひとでは、すべてを奪ってしまう」中学/高校生のときに文武両道のメリットを感じていたのが、この一言で表現されている。
スッキリとした。
"たとえて言えばーーのようなものだ"この表現の重要性も記載されているし、文句なし。
中学生になったときに父親から言われた「授業中は、先生の話に集中しておけ。それができるなら予習復習はやらなくてもいい。」というのも、本書では漏れていなかった。
もっぱら耳を傾けていた方が、話はよく頭に入るのである。さすが。
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