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2010年7月22日

「ライト、ついてますか」を読んだ

ライト、ついてますか—問題発見の人間学 [単行本]
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- ☆☆☆☆☆

- 手に取った理由
結構前からエンジニア向けの良書として目をつけていて、最近、妻の職場が色々と大変そうなので少しでも参考になる話があるんじゃないかと思い。

- 感想
「ライト、ついてますか」
この問いかけは秀逸。

・問題は何なのか?
・問題を抱えているのは誰か?
・あなたの問題の本質は何ですか?
・問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である
・本当に問題を解いてほしかった人は、そんなにいないものだ
・私はそれを本当に解きたいか?
・魚、水を見ず

これはシステム化をするときの要件定義でとても重要な視点。
問題を抱えているであろう人に課題をヒアリングしても、その人は「問題が何か」ではなく「私の問題」についてしか答えてくれないのが常。
それに、当初問題だとされていたことの解決策を提示しても、感謝される確率は低いし何故か問題が解決していないことが多い。

これから色々とシステムの検討をしていくだろうけど、この本のことは常に思い出していきたい。

問題は、解くより発見する方がずっとむずかしい
ごもっとも。

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