記憶力を強くする—最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス) (新書)
- ☆☆☆☆
- 手に取った理由
最近の記憶力低下が著しく感じるようになったので。
- 感想
なんだか久々のブルーバックスシリーズ。
記憶のタイプについて色々と学ぶことができました。
ですが、強化する方法についての理解はイマイチでした。
全体としては、脳科学の分野から見た見解が色々とまとまっていて、とても勉強になりました。
特に、
刺激の多い環境にいる人(検体はネズミですが。)の脳の方が成長が著しい点。
記憶の種類
・短期記憶と長期記憶(エピソード記憶/意味記憶/手続き記憶/プライミング記憶)
・顕在記憶(短期記憶/エピソード記憶)と潜在記憶(意味記憶/手続き記憶/プライミング記憶)
・記憶の階層(エピソード記憶>短期記憶>意味記憶>プライミング記憶>手続き記憶)
幼児健忘症
・生まれてから3、4歳のころまでの記憶がないのは、エピソード記憶の発達が遅れているから。
・10歳くらいまでは意味記憶がよく発達し、その歳を過ぎるとエピソード記憶が優勢になる。
記憶の三か条
1. 何度も失敗を繰り返して覚えるべし
2. きちんと手順を踏んで覚えるべし
3. まずは大きく捉えるべし
「天才的」と思える能力は、一般的に、潜在的な「手続き記憶」が基盤になっている。
以上。
凄く興味深い。
記憶の階層については、なんだか新たな発見をした気になります。
これを見て思ったのは、自分は「プライミング記憶」「手続き記憶」が好きらしいということと、いわゆる多読や速読は、「プライミング記憶」への働きかけのようだなぁということ。
脳の仕組みがなんとなくわかったので、この調子でガシガシと自分の強化と、息子の教育方針検討に活かそうかと思います。
ほどほどに。
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